太陽系以外では木星よりも大きな質量を持つ惑星がいくつか発見されている。しかし、木星程度の質量ではどのような物質の構成であったとしても自己重力による収縮が進まず、褐色矮星などにはならないと考えられている。木星型惑星が褐色矮星となるのに必要な質量、半径などの明確な分岐点はわかっていないが、中心で核融合反応が起こって恒星となるには最も少なく見積もっても木星の70倍程度の質量が必要とされている。褐色矮星となるにしても、およそ木星質量の13-75倍程度の質量が必要と考えられている。
木星は太陽系内で最も自転が速い惑星でもあり、遠心力によって赤道方向に膨らんだ楕円体をしていることが望遠鏡で見ても容易にわかる。また、木星表面の特徴的な模様として大赤斑(だいせきはん)の存在がよく知られている。これは地球の2倍ほどの大きさがある木星大気の渦であり、大気の自転とは逆方向に動いている。1665年に発見されて以降、約350年間存在し続けているが、どのようなメカニズムで長期間にわたって存在し続けているのかは解明されていない。 |  木星の内部構造 NASAによる推定。中心部には地球の12倍の質量を持つ岩石もしくは金属の核をもつ可能性がある(核は存在しないという説もある)。次の灰色で示した金属水素の層は木星半径の78%を占める。金属水素の上に気体の層が広がる。気体と固体の層の間には超臨界状態の水素の層が存在する可能性がある。 |
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木星全体は常に何層もの雲に覆われており、大気層の下にあると考えられる液体の表面を見ることはできない。
木星は強力な固有磁場を有しているため、
木星周辺には強力な磁気圏が形成されている。このため
木星にもオーロラが存在する。
木星磁気圏内には高濃度のプラズマが蓄積されていることが電波観測により確認されており、このプラズマの供給源は主にイオの活火山によるものと推定されている。なお、
木星の内部には非常に強力な圧力により水素が液体金属状となり、これが対流することにより強力な磁気圏が形成される。
木星の赤道傾斜角は、3.08〜3.12°と水星に次いで小さく、
自転軸がほぼ垂直である。このため、地球などに見られるような、気象現象の季節変化はほとんどないと推測されている。さらに
木星大気は、
木星内部から熱が供給されるため、
木星が放出する熱量は、
太陽から受ける熱量の2倍となっている。内部の熱源は、水素より重いヘリウムが中心に沈むためではないかと考えられている[1]。
木星は通常地球から4番目に明るく見える天体である。
太陽、月、金星に次いで明るいが、火星の接近時には火星の方が明るくなる。また、金星より
木星が明るく見えることもある。
木星自体は有史以前から知られている。
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