
月![]() 月(つき)は、地球の周りを公転する唯一の自然の衛星。 太陽系の中で地球に最も近い自然の天体であり、2008年現在、人類が到達したことのある唯一の地球外天体でもある。(「アポロ計画」を参照) 地球にとっては地球から見える天体の中で太陽の次に明るいが、自ら発光はせず太陽光を反射し白銀色に光る。 英語では Moon(ムーン) 、ラテン語で Luna(ルーナ) と呼ばれる。古くは太陽に対して太陰ともいった。漢字の「月」は三日月の形状から変化したものである。日本語では「ツキ」というが、奈良時代以前は「ツク」という語形だったと推定されている。 また、広義には、ある惑星から見てその周りを回る衛星を指す。例えば、フォボスは火星の月である。 月は天球上のある軌道をほぼ4週間の周期で運行する。月の通り道となる白道はほぼ一定しており、黄道帯とよばれる黄道周辺 8 度の範囲におさまる。さらに2週間ごとに黄道を横切る。このとき星が月の後ろに隠される現象を掩蔽、あるいは星食という。一等星や惑星の星食はめったに起こらない。天空の移動速度は毎時 0.5 °程度である。 | 発見 発見方法 目視 軌道要素と性質 平均公転半径 384,400 km 離心率 (e) 0.0549 公転周期 (P) 27 日 7 時間 43.7 分 軌道傾斜角 (i) 5.1454° 地球の衛星 近地点 362,000 ± 4,000 km 遠地点 405,000 ± 2,000 km 物理的性質 赤道面での直径 3,474.8 km 表面積 3,800万 km2 質量 7.347673 × 1022 kg 平均密度 3.344 g/cm3 表面重力 1.622 m/s2, または 0.165 G 脱出速度 2.378 km/s 自転周期 27 日 7 時間 43.7 分 アルベド(反射能) 0.12 赤道傾斜角 1.5424° 表面温度 最低 平均 最高 40K 250K 396K 大気圧 10-7 Pa (昼) 10-10 Pa (夜) |
| 構造 地球内部の構造は地表面での観測で得るしかない。その中で最も優れた方法は地震波の分析である。 地震波解析によると、地球は外側から、岩石質の地殻、岩石質の粘弾性体であるマントル、金属質流体の外核、金属質固体の内核という大構造に分けられる。岩石質とはいっても、地殻とマントルでは化学組成が違う。外核と内核も金属質とはいうが、化学組成が異なる。 上部マントルには、地表面からの深さ100km付近に、地震波が低速になる層(低速度層、アセノスフェア)がある。この層は部分的に溶融していると考えられ、上部の相対的に冷たく硬い層とは物理的に区別される。アセノスフェアの上にあり、上部マントルの一部と地殻とから成るこの層を岩石圏(リソスフェア)という。岩石圏は10数枚のプレートと呼ばれる板に分かれている。 | ![]() 地球の構造 1:内核、2:外核、3:下部マントル、4:上部マントル、5:地殻、6:地表 |
地球![]() 地球(ちきゅう - Earth)は、太陽系の惑星のうち、太陽に3番目に近いものである。太陽系の中では岩石質の「地球型惑星」に分類され、その中で大きさ、質量ともに最大のものである。放射性元素による隕石の年代測定により、誕生してから約46億年経過していると推定される。太陽系の年齢もまた隕石の年代測定に依拠するので、地球は太陽系の誕生とほぼ同時に形成されたとしてよい。10個程度の火星サイズの惑星(原始惑星)の衝突合体によって形成されたと考えられている。 組成は地表面からの深さによって異なる。地表付近は酸素とケイ素が主体で、他にアルミニウム・鉄・カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウムなどの金属元素が含まれる。ほとんどは酸化物の形で存在する。対照的に、中心部分は鉄やニッケルが主体である。地表面の70%は液体の水(海)で被われており、地表から上空約100kmまでの範囲には窒素・酸素を主成分とする大気がある。大気の組成は高度によって変化する。 | 軌道要素と性質 平均公転半径 149,597,870 km 近日点距離 (q) 0.983 AU 遠日点距離 (Q) 1.017 AU 離心率 (e) 0.01671022 公転周期 (P) 365.25636 日 平均軌道速度 29.7859 km/s 軌道傾斜角 (i) 0.00005° 太陽の惑星 衛星の数 1(月) 物理的性質 赤道面での直径 12,756.3 km 表面積 5.10072×108 km2 質量 5.9742×1024 kg 平均密度 5.515 g/cm3 表面重力 9.78 m/s2(赤道上) 脱出速度 11.18 km/s 自転周期 23.9345 時間 アルベド(反射能) 37-39% 赤道傾斜角 23.45° 表面温度 最低 平均 最高 184K 282K 333K 大気の性質 大気圧 101.325 kPa 平均気温 15℃(-70℃〜+55℃) 窒素 78%(体積比) 酸素 21%(体積比) アルゴン 1%(体積比) 二酸化炭素 水蒸気 微量 |
| 金星の観測 地球から見た金星は、月のような満ち欠けの相が見られる。これは水星も同じ。 内合の時に「新金星」、外合の時に「満金星」となる。内合のときに完全に太陽と同じ方向に見える場合、金星の日面通過(あるいは太陽面通過)と呼ばれる現象がまれに起こる。 最大離角の時には半分欠けた形になる。西方最大離角の時には日の出前に最も早く上り、東方最大離角の時には日没後に最も遅く沈む。 金星では「新月」形と「半月」形の間で最も明るくなる。これは水星とは異なる。 | ![]() |
| 金星と地球の大気 一見したところ、金星大気と地球大気は全くの別物である。しかし両者とも、かつてはほとんど同じような大気から成っていたとする説がある。 この説によると、 | ![]() 同縮尺の金星(左)と地球(右) |
| 金星はきわめて自転が遅いため、回転楕円体ではなく球形となっている。しかしながら、地表には凹凸があり最も高い白い部分は黒で示した平均半径 (6052km)、いわば「標高0m」から約12km程度持ち上がっている。経度0度、北緯65度の地点である。白と赤、黄色、緑はこの順で高く、青は標高0m未満の部分であり、最大1.5km窪んでいる。 | ![]() |
金星![]() 金星(きんせい、英語:Venus)は太陽系の太陽から二番目に近い惑星である。 地球型惑星であり、太陽系内で大きさと平均密度が最も地球に似た惑星であるため、「地球の姉妹惑星」と表現されることがある。また、太陽系の惑星の中で最も真円に近い公転軌道を持っている。 地球から見ると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月についで明るく見える星であることから、明け方に見えるのが「明けの明星」、夕方に見えるのが「宵の明星」として別々に扱われていた。これは金星が地球よりも太陽に近い内惑星であるため、太陽からあまり離れず、太陽がまだ隠れている薄暗い明け方と夕刻のみに観察できるためである。最大離角は約47度と、水星の倍近くあるため、その時期には日の出前や日没後3時間程度眺めることができる。 ・金星の物理学的性質 ・人類と金星 | 発見 発見方法 目視 軌道要素と性質 太陽からの平均距離 0.723 331 99 AU 平均公転半径 108,208,930 km 離心率 (e) 0.006 773 23 公転周期 (P) 224.701 日 会合周期 583.92 日 平均軌道速度 35.0214 km/s 軌道傾斜角 (i) 3.39471° 太陽の惑星 衛星の数 0 物理的性質 赤道面での直径 12,103.6 km 表面積 4.60×108 km2 質量 4.869×1024kg 平均密度 5.25 g/cm3 表面重力 8.87 m/s2 脱出速度 10.36 km/s 自転周期 243.0187 日(逆行) アルベド(反射能) 0.65 赤道傾斜角 178° 表面温度 最低 平均 最高 228 K* 737 K 773 K 大気圧 9321.9 kPa 二酸化炭素 〜96.5% 窒素 〜3.5% 二酸化硫黄 0.015% 水蒸気 0.002% 一酸化炭素 0.0017% アルゴン 0.007% ヘリウム 0.0012% ネオン .0007% 硫化カルボニル わずか 塩化水素 わずか フッ化水素 わずか |

| 水星探査 1973年に打ち上げたアメリカ航空宇宙局 (NASA) の探査機マリナー10号が、1974年に3度にわたって水星に接近。写真撮影や表面温度の観測を行った。 2004年8月3日、アメリカ航空宇宙局のメッセンジャー が打ち上げられ、地球、金星をスイングバイ (フライバイ) しながら水星へ向かって航行し、2008年1月には水星での最初のスイングバイを行った。今後、2011年3月には水星の周回軌道に入り、継続的な観測活動を開始する予定になっている。 | ![]() |