宇宙ニュース大辞典 

宇宙・天文学に関するニュースを取り扱うサイトです。銀河や太陽系など夜空の神秘の世界が好きな方大歓迎です。

空中分解したスペースシャトルのHDD復旧に成功 

(AP) 2003年に空中分解した米航空宇宙局(NASA)のスペーシャトル「コロンビア」のHDD(ハードディスク駆動装置)から、データ復旧会社が記録を取り出すことに成功し、コロンビアが行った実験の成果が米科学誌フィジカル・レビューEの4月号に発表された。

コロンビアは2003年2月1日、大気圏突入後に空中分解し、乗員7人が死亡した。HDDは機体の破片とともにテキサスに運ばれ、事故の半年後、NASAがデータ復旧会社クロール・オントラックに持ち込んだ。
焼け焦げたコロンビアのHDD

復旧を手掛けた同社の技術者、ジョン・エドワーズさんによると、コロンビアから落下したHDDは、溶けて2つの金属の塊がくっついたような状態になり、とてもHDDには見えなかったという。金属とプラスチック部分が焼け焦げていただけでなく、ほこりの侵入を防ぐ側面の封印も溶けていた。

しかし実際にデータを記録する金属製のディスクはゆがんでいなかった。一部破損・欠落した部分もあったが、データが記録されていたのは記憶容量の半分程度で、破損していたのは記録されていない部分だった。コンピューターが旧式のOS(基本ソフト)であるDOSを使っていたのが幸いしたとエドワーズさんは言う。DOSはほかのOSと違い、データをディスク上に分散して記録しない仕組みになっている。

エドワーズさんはディスクを化学薬品で洗浄した後、新しい駆動装置に移し、記録されていた情報の99%を引き出すことに成功。このディスクには、コロンビアが行った液体キセノンの特性に関する科学実験データが収められていた。情報のほとんどはコロンビアが飛行中に地球に送信したが、復旧で残りの情報が取得できたため、実験結果を発表することが可能になったという。

コロンビアの残骸からはほかにも2基のHDDが見つかったが、こちらのデータは復旧できなかった。

【記事元】
空中分解したスペースシャトルのHDD復旧に成功、米企業


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[ 2008/05/11 02:39 ] サイエンスニュース | TB(0) | CM(0)

木星と小惑星 

木星の強い重力は小惑星にも影響を与えている。小惑星の軌道半径や軌道傾斜角などの分布には偏りがあるが、これらは木星からの重力の影響を受けた結果である(端的な例としてはトロヤ群と呼ばれる一連の小惑星がある)。

また、小惑星帯の形成に際しても木星が重要な役割を果たしていたと考えられている。小惑星帯の成因はまだ十分に解明されていないが、一例を挙げると、原始木星の重力によって現在の小惑星帯付近にあった原始惑星や微惑星の軌道が乱され、これらの天体同士の衝突速度が速くなり過ぎ、衝突しても合体せずに破壊されることが多くなったため、惑星の成長が妨げられた結果が小惑星帯だとする説がある。この説の真偽は不明だが、いずれにしても木星が小惑星の形成に何らかの形で影響を及ぼしたと考える人は多い。


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[ 2008/05/08 10:39 ] 太陽系 | TB(0) | CM(0)

木星の衛星と環 

1610年にガリレオ・ガリレイが木星の衛星のうちイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストを発見した。これらはまとめてガリレオ衛星と呼ばれている。これらの衛星は低倍率の望遠鏡でも観測でき、非常に目のよい人であれば、直接肉眼で観察できる可能性がある。

2007年現在、木星には63個の衛星と3本の環が確認されており、衛星のうち49個が命名されている。

衛星
1610年に木星の最初の4つの衛星(ガリレオ衛星)が発見された。それから4世紀の間に、地上からの観測で更に9個の衛星が発見された。

1979年にボイジャー1号が3つの衛星を発見し、衛星の総数は16個となった(1975年に発見されたが、のちに見失われたテミストを含めれば17個)。

1999年10月6日に小惑星探査プロジェクトのスペースウォッチにより小惑星「1999 UX18」が発見されたが、やがて実は木星の新衛星だった事がわかった。この衛星はカリロエと命名された。

2000年の11月23日から12月5日にかけて、スコット・S・シェパードとデヴィッド・C・ジューウィットに率いられたハワイ大学のチームが木星の小さな衛星の組織的な捜索を始めた。彼らはマウナケア天文台群にある13基の望遠鏡のうち2つ(一つは日本のすばる望遠鏡)に世界最大級のCCDカメラを取り付け、2000年だけでテミストの再発見を含む12個の衛星を発見した(ただし、S/2000 J 11については存在を疑問視する意見もある)。

2001年12月9日から11日の捜索では11個、2002年にはわずか1個だったが、2003年2月5日から9日の捜索で更に23個の衛星が発見された。

1999年以降に発見された46個の衛星の多くは長楕円軌道だったり、逆行していたりする。これらは直径が平均3km、最大の物でも9km足らずで、木星に捕獲された太陽系小天体だと思われるが、これらについてはごくわずかな事しか知られていない。

現在知られている木星の衛星の総数は63個で、太陽系の惑星の中で最多である。他にも未発見の小さな衛星の存在可能性はある。

【ガリレオ衛星】
・イオ
・エウロパ
・ガニメデ
・カリスト


木星の環は、土星などのそれより暗いために地上からは発見できず、ボイジャー1号の観測によって初めて確認された。

環は衛星に隕石が衝突した際に発生する煙状のダストによって形成されている。主環はアドラステアとメティスから、ゴサマー(蜘蛛の糸)環はアマルテアとテーベから出たダストによる。また、これらの外側には極めて薄い環があり、捕獲された惑星間塵で形成されていると考えられている。


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[ 2008/05/08 10:36 ] 太陽系 | TB(0) | CM(0)

はるか昔、地球には今の月以外にいくつも「失われた月」があったらしい 

最新の研究結果によると、地球には現在、が1つしかありませんが、はるか昔の地球にはたくさんのがあったかもしれないそうです。つまり、今見えている夜空とはずいぶん違っていた、と。

失われた月


一体どういう理由でいくつもがあったのかという詳細は以下から。
Did Earth once have multiple moons? - space - 06 May 2008 - New Scientist Space

アメリカのカリフォルニア州にある米航空宇宙局エイムズ研究所(NASA Ames Research Center)に所属するJack Lissauer氏によると、そもそも地球ができた原因は、古代に起きた大災害が原因。どうやら約45億年前に火星ほどのサイズの惑星が地球に衝突したらしく、それがきっかけでができたらしい。そしてそのときに今のだけでなく、さらにいくつかのが発生しており、いわゆるラグランジュポイントに浮かんでいたらしい。これらのは「Trojan moon」と呼ばれており、今も別の天体ではいくつか存在が確認されています。

また、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学の天文物理学者であるMatija Cuk氏によると、これらの「失われた」は今のができてから10億年以上ほど地球を囲んでいたと推測しており、地球から見ると木星とか金星のような感じで見えていたと考えられており、非常に明るい星として観測可能だったそうです。

なお、これらの失われたたちは、最終的に地球の重力にひっぱられていき、宇宙のどこかへ漂流してしまった、あるいは地球に墜落したと考えられています。

【参考記事】
はるか昔、地球には今の月以外にいくつも「失われた月」があったらしい-Gigazine

はるか昔、地球には今の月以外にいくつも「失われた月」があったらしい-Livedoorニュース


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かに星雲 

かに星雲 (M 1, NGC 1952) はおうし座にある超新星残骸で、地球からの距離はおよそ7000光年。現在も膨張を続けており、中心部にはかにパルサーと呼ばれるパルサーの存在が確認されている。

超新星自体は1054年に中国や日本の記録に残されており、藤原定家の日記に引用されている。

歴史
1054年に出現した超新星(SN 1054)は、中国の記録『宋史』「天文志」に客星(突然現れた明るい星)として記され、仁宗の治世である至和元年五月己丑(1054年7月4日)に現れ嘉祐元年三月辛未(1056年4月5日)に消失したとある。日本でも、藤原定家が自身の日記『明月記』に記録している。ただし、定家は1162年に生まれており、実際に超新星を見たわけではなく、過去の天文寮の記録を引用したものと考えられる。また「一代要記」にもこの星の記録が残っている。さらに、1000年頃にアメリカ・インディアンによって描かれたアリゾナの壁画に残されている星の画を、この超新星とする説もある。超新星の出現当時は、金星ぐらいの明るさになり、23日間にわたり昼間でも肉眼で見えた。夜間は後2年間も見えていた。
 かに星雲
超新星の残骸であるかに星雲は、1731年にイギリスの開業医でありアマチュア天文家のジョン・ベヴィス (John Bevis, 1695-1771) によって発見された。ロス卿 (William Parsons, 1800-1867) の観測で微細なフィラメント構造がカニの足を思わせることからカニ星雲と命名された。

かに星雲は、彗星を観察していたシャルル・メシエが、彗星と紛らわしい天体としてまとめたメシエカタログの1番目に収録されている。メシエ天体では唯一の超新星残骸である。メシエは1758年9月12日にかに星雲を彗星の追跡中に発見した。メシエは「牝牛の南の角の上にある、星雲状のもので星を含まない。白っぽくローソクの炎のように長く伸びている。1758年の姿勢を追跡中に発見した。-またベヴィス博士が1731年発見したとする私信がある」と記している。

1774年ボーデは「星のない小さな星雲状のもの」とした。ジョン・ハーシェルは「星団で分解できそう」とした。1844年ロス卿は「もはや分解されない楕円形の星雲。おもに星雲の南端からおどりでた多くのフィラメントが見えた。普通の星団とは異なり不規則であらゆる方向に向かっている。おそらく強力な力が他のフィラメントを押し出したのであろう。これが星団の形を作ると思われる」とした。

その後、ルンドマークが900年ばかり前に爆発したことを示唆し、写真観測から年ごとに膨張しつつあることを明らかにした。現在でもガスは毎秒1100kmの速さで四方に広がっている。また、エドウィン・ハッブルやダンカンは1054年に出現した超新星の残骸であることを確認した。

かにパルサー
かに星雲の中心にある星は、かにパルサーと呼ばれるパルサー(中性子星)である。1969年に発見された。 直径は約10km。 かにパルサーは1秒間に30回という高速回転をしており、33 msの周期で電波を出している。 非常に強いX線を放出しており、X線天文学においてキャリブレーションに使われる。



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[ 2008/05/06 22:01 ] 銀河系 | TB(0) | CM(0)
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